あの猫は今どこに・・・

ペット

今回は我が家の猫の話ではありません。

5年前に亡くなった田舎のおばあちゃんが

大切に飼っていた猫のお話しです。

私は子供の頃から母方の田舎が大好きでした。

おじいちゃん、おばあちゃんっ子だった私は

事あるごとに田舎に遊びに行ってました。

幼少期に病弱だった時期があったのですが、

なぜか田舎へ行くと元気になったものです😅

初孫だった私はすごく可愛がられたんです。

植木職人だったおじいちゃんはすごく元気で

90歳になる頃まで、脚立に登って仕事をする

体力自慢の職人男でした。

そんなスーパーおじいちゃんも仕事中のケガや

大病には勝てず96歳で旅立ちました💧

一人になったおばあちゃん

それから20数年・・・

一人になったおばあちゃんは一匹の猫を

まるで子供のように可愛がっていたのです。

『ミーコ』と名付けられた猫は元々野良猫で

いつからか田舎の家に住みついたのです。

雑種でしたが、まるでペルシャ猫のような

真っ白な毛並みのキレイな猫でした。

たまに遊びに行くと、他人には警戒心が強く

おばあちゃんの陰に隠れるような猫でした。

しかし、おばあちゃんも年齢とともに体が弱り

入退院を繰り返すようになりました。

そんな状況が続き、おばあちゃんが使っていた

介護ベッドで寂しそうにしていた『ミーコ』

だんだん認知症が進んだおばあちゃんでしたが

不思議なことに、私と『ミーコ』のことは、

忘れられることがななかったのです🤣

そして、ある日を境に『ミーコ』が

おばあちゃん家から姿を消しました。

『ミーコ』が消えた数日後から、

おばあちゃんの様態が悪化し、

病院で寝たきりの状態になり、

家に帰れなくなりました。

おばあちゃんは天国へ

『ミーコ』はそれを察していたかのように

出ていったきり二度とおばあちゃん家に

帰ってくることはありませんでした。

よく猫は最後の時が近づくと

飼い主のもとを去ると聞きますが、

『ミーコ』はどうだったのでしょう?

長年、人間に飼われていた猫は

野生に戻っても生きれない。

もしかすると・・・

おばあちゃんの後を追うために

自ら野生に飛び込むことで

自分の最後を選んだのでしょうか?

おばあちゃんが亡くなって5年が経ちました。

今でもお墓参りに行くと、おばあちゃんが

『ミーコ』を抱いて笑ってる顔が蘇ります😌

我が家の猫たちにも

いつかはそんな日が来るんだと、

何気に考えていた時、

ふと思い出したお話しでした。

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